Zeiss Ikon CONTESSA 『伯爵夫人』 コンテッサ 533/24

いろんなカメラを愛用してきましたが、Rollei35最初期ドイツ製や、Retina ⅢCなど一緒に長く愛用してきました。

Zeiss Ikonお得意のドレーカイル式の距離計が真ん中にあり、左にビューファインダー、右にはゴッセンのセレン露出計と非常にシンメトリーで美しいデザインです。

戦後、本家イエナのZeiss工場が東ドイツ側になり、東西に分裂した西ドイツ側のZeissは、標章権の争いの結果、Zeiss−Opton表記でした。

Tessarは本来、素晴らしい写りの「鷹の目」と評されたレンズですが、当時のZeiss-Opton Tessarの欠点はなんと言っても、戦後の物資難で特定のロットのバルサムの質が悪く、現在多くの個体にバル切れやクモリが確認されることです。

当方もこれまで3台のコンテッサを入手して、クモリやバル切れのないこの個体を大切に使って来ました。（もちろん、製造後70年を経たレンズですので、LEDライトなどで厳密チェックすれば、薄クモリはあるかもしれませんが、クラシックカメラを嗜む愛好者として、撮影結果に影響ないと判断している、という意味です）
また、レンズにカビもありません。
前玉のクリーニングマーク（拭き傷）は目立たず、これも撮影結果に影響しません。

ファインダーには、カビやクモリは目視では、確認できません。チリはあるかもしれません。

普段、f8以上に絞っていましたので、距離計の精度は分かりませんが、二重像の分離はキレイです。

コンパーシャッターは、精度は分かりませんが、現在のところ軽快に稼働しています。

カメラ前板にある三脚穴の飾りネジは紛失している個体がほとんどですが、この個体には、純正の飾りネジが付いています。

また、1）飾りが切られた純正のフィルターもオマケでお付けします。

さらに、2）ドイツ製のRollei純正のリストストラップもお付けします。
このストラップは、本体はRollei35と同じですが、Rollei35用は取り付ける金具部分が違います。

このストラップだけでも、4,5千円するかなり貴重なものです。

高齢の親の介護をしておりますので、発送は週に一度しか行なえませんので、ご了承ください。

出品開始価格：25800円

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