コレクションを少し減らそうと思い、出品いたしました。どなたかの生活の彩りになれば嬉しく思います。 こちらは中国の北魏時代(386-534年)に制作された玉製の僧形羅漢坐像となります。サイズは手の平に乗る程ですが、見た目以上にずっしりとしていて玉の重さを実感いただけるお品です。 デザインは、僧形の羅漢坐像で、体躯・風貌・衣文等が典型的な北魏様式を示し北魏前期から中期ごろの作品と考えられます。荒々しい彫刻ですが、造形の豊かさと目元の繊細な表現に高い信仰心を伺えます。玉色も所々で経年に伴う変色がみられており、玉製品の見所として鑑賞に資するものです。 コンディションとしましては、当然の時代感として傷等はございますが大きな欠け等はなく古いものと考えると良好です。石製の羅漢坐像は多く見ますが、玉製のものは珍しく、貴重なコレクションになると思います。 サイズは、h.15.3 x w.9.1 x d.5.9 cm, 1.0 kg です。